一般社団法人 日本IR協議会

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活動内容

IR優良企業賞

毎年1回、優れたIR活動を実施している企業を会員企業の中から選定し、発表します。
審査委員会はアナリスト、投資家、報道機関などで構成されており、応募企業が申告する「調査票」の結果を踏まえて、「IR優良企業」を決定します。IRに熱心な「中・小型株企業」には、「IR優良企業奨励賞」が設けられています。

さらに2005年からは、長期間にわたって優れたIRを継続している企業や、顕著なIRを実施していた企業を称える「特別賞」を設けるとともに、優良企業賞の受賞が3回目となる企業は「大賞」として表彰することとしました。

「IR優良企業」は株価や時価総額を高水準に保つ傾向が見られます。そのため「IR優良企業賞」は、企業にとどまることなく、個人投資家など市場関係者からも注目を集めています。

2016年度(第21回)受賞企業

一般社団法人 日本IR協議会(会長・隅修三 東京海上ホールディングス株式会社 取締役会長)は、このほど2016年度IR優良企業賞受賞企業を決定いたしました。

審査対象は、日本IR協議会の会員企業のうち株式を公開している企業で、2016年の応募企業は258社となりました。
IR優良企業大賞2社、IR優良企業賞7社、IR優良企業特別賞3社、IR優良企業奨励賞2社の合計14社でした。受賞企業は下記の通りです。

IR優良企業大賞 受賞企業(社名50音順)

住友金属鉱山2013年・2011年IR優良企業賞

経営トップが継続して投資家と向き合い、対話の結果を踏まえて経営戦略を策定・説明している。
同じ業態の上場企業が少ない中、IR部門は経営や事業の理解を深めるために詳細な資料を作成したり、施設見学会や事業説明会を開催したりするところに評価が集まっている。事業環境が厳しくなっても情報開示の姿勢は一貫しており、取材対応や投資家訪問数も増加している。非財務情報を活用した株主との対話や、ESGを重視した統合報告書の作成意欲も高い。

東京海上ホールディングス2014年・2010年IR優良企業賞、2008年IR優良企業特別賞

経営トップがIR活動を率先して実行し、その発信力を高めている。
グローバル企業としての経営戦略が明確で、海外事業戦略や資本効率向上へのロードマップ、事業説明会の内容がわかりやすい。IR部門は、詳細な資料作成や経営層と投資家との対話設定に取り組み、投資家の声のフィードバックを経営に活かしている。個人投資家向けIRも充実させており、経営トップが登壇する説明会や全国での説明会、ウェブサイトを通じた情報発信を強化している。

IR優良企業賞 受賞企業(社名50音順)

SCSK初受賞

経営トップが積極的にIR活動に参加する姿勢や、CFOによる論理的な説明への評価が高い。
経営層は、事業構造の転換と成長分野へのシフトなど明確な経営ビジョンを提示し、充実した対話を続けている。IR部門は環境が変化しても情報開示のレベルを継続し、新たに始めた事業説明会も評価されている。ESGに関わる「働きやすい職場、人を活かす会社」を実現するための職場環境の改善への取り組みなどへの注目も高い。

カルビー初受賞

経営トップの情報発信力が極めて高く、自分の言葉で率直に語っている。
トップは投資家と向き合う機会を定期的に設け、経営課題を含めて対話を実行している。IR部門も経営層の考えを十分に理解し、経営戦略についての有意義なディスカッションを投資家・アナリストと続けている。施設見学会や事業説明会なども積極的に開催し、社外からのアクセスもよい。自社のコーポレートガバナンス・コードを策定し、わかりやすく表明する取り組みも高い評価を得ている。

コマツ (小松製作所)2010年IR優良企業大賞、2013年・2008年・2007年IR優良企業賞

広くステークホルダーと対話し重視する姿勢は、持続的な成長という観点で投資家が高く評価している。
IR部門は、投資家が求める情報をわかりやすくタイムリーに示すための改善を続けており、取り組みには定評がある。特に事業環境が厳しい中、経営トップによる中長期戦略の丁寧な説明や、工場見学、事業説明会を開催したことへの評価が高い。2010年の大賞受賞後の2回目の優良企業賞であり、レベルの高いIR活動を続けている。

J.フロント リテイリング初受賞

経営トップのIR活動に対する意識が高く、全社に浸透していることがうかがえる。
経営層の姿勢と説明力に加え、経営戦略の納得性が高い点も評価されている。IR部門の陣容は充実しており、アクセスも良い。株主総会の議案検討時間の確保や情報開示の充実などのガバナンスに関する取り組みも機敏であり、開示の公平性確保にも努めている。ファクトブックやアニュアルリポート、決算説明補足資料など、IRツールも充実している。

塩野義製薬2015年IR優良企業賞、2014年IR優良企業特別賞

経営トップは投資家との対話を重視し、IRを企業価値創造に結びつけている。
医薬品を製造する会社として社会的課題に対して積極的に取り組み、それを社会貢献と企業価値創造につなげようとする一貫した姿勢が見られる。経営戦略は明確で説得力があり、自社の競争優位性を支える創薬力を丁寧に説明する姿勢にも評価が高い。近年IRに対する評価が高まっているが、今年はさらに活動を充実し、連続受賞につながった。

日本精工初受賞

四半期決算ごとの迅速な情報開示姿勢や、詳細な資料に対する評価が高い。
事業内容やBtoB企業ゆえのビジネスモデルのわかりにくい点についても、資料の充実や分析に役立つデータ発信で補っている。経営トップもオープンな姿勢で投資家と対話し、説明は常に明解である。IR部門は適切な情報開示を心がけ、アナリスト・機関投資家の取材や個人投資家からの質問などに丁寧に対応している。近年、IRの評価が高まり、ESG情報開示への期待も大きい。

富士重工業2013年IR優良企業賞

経営トップやCFOなどの役員が、投資家や資本市場関係者の関心を深く理解し、中期経営計画の進捗や株主還元に関して的確に説明している。成長戦略や資本戦略も明解で合理的である。自動運転技術や次世代プラットフォームなど、投資家の関心が高い分野について説明会を開くなど、IR部門がきめ細かく対応する活動も評価が高い。ウェブサイトを活用した迅速な情報発信も充実させており、公平な情報開示に努める姿勢を表している。

IR優良企業特別賞 受賞企業(社名50音順)

いちご初受賞

事業モデルが変化し、事業内容の複雑さが増している中でも経営トップを中心に企業価値向上と結びつけて説明することに努めている。
こうした投資家や資本市場関係者の理解を深めようとする姿勢が高く評価できる。IR部門長が役員として多様な数値情報を把握しており、質問に対する回答が迅速で明解である。事業セグメント数が多いものの、各担当役員が臨機応変に対応しており、会社を理解してもらおうという努力を継続的に続けている。

参天製薬初受賞

経営トップは、投資家や資本市場関係者の声を経営に活かすことに努めている。
戦略の説明はわかりやすく、その一貫性も高く評価されている。IR活動の近年の進展は目覚しく、IR部門は熱心に改善に取り組み、半年ごとに更新するデータブックなどは開示項目を投資家の要望を取り入れて充実させている。環境の変化や買収の影響なども積極的に説明しており、持続的な企業価値向上という視点での自社の戦略の説明が明解である。

丸井グループ初受賞

近年IRの強化に努め、活動を充実させている。
投資家の声に耳を傾け、資本政策をROEやROICなどのKPI(重要業績評価指標)を活用して納得性を高めている。IR部門は説明会資料をわかりやすく改善し、事業の詳細やESG関連の説明会を開催するなどの活動も進めている。「MARUI IR DAY」の開催や「共創レポート」作成、さらに統合報告書説明会の開催など、独自性を意識した活動に対する評価も高まっている。

IR優良企業奨励賞 受賞企業(社名50音順)

すかいらーく初受賞

2014年10月に上場後、戦略を明解に説明する姿勢が注目された。
アナリスト・機関投資家向け説明会をはじめ、2015年には、のべ400件を超すミーティングなどを開催し、資本市場との関係構築に努めている。IR活動の中では、特に店舗の動きを中心にした資料におけるデータ分析に優れ、情報開示の姿勢も評価が高い。IR部門はアクセスも良好で対話力に評価を得ている。アナリストカバー数も大幅に増加している。

西武ホールディングス初受賞

2014年4月に上場し、鉄道事業とホテル事業を中核とする。
IR部門は特にホテル業界について積極的な情報発信を実施し、インバウンド(訪日外国人)に関するテーマの理解に役立つ活動を強化している。また、事業部門の責任者が出席する小規模なミーティングを開催するなど、よく練られたIR活動に対する評価も高い。IR部門の人数が少ない中、投資家とのコミュニケーションを活性化することによって理解促進につなげている。