第236回IRサークル(会場参加 グループ・ディスカッション)

サステナビリティ情報開示の現在地~SSBJ基準の法定化・海外の動向~

2025年4月8日(火)に、第236回IRサークルを開催いたします。
少人数(1グループ5-6名規模)のグループ・ディスカッションと講演を組み合わせたプログラムとなります。

さて、IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)による国際基準公開後、昨年3月ほか、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)による日本としての開示基準草案が公表、先日、確定基準として承認されました。今後、本基準は段階的に法定開示への取り込みが見込まれます。投資者・アナリストとの対話において、共通の指針が出来ることは、アルファベットスープともいわれたサステナビリティ情報を巡る混乱に一定の歯止めがかかるものと期待します。開示と対話の最前線を担うIR担当者の皆様にとっては、法定・任意開示にかかわらず、中長期の企業価値創造に不可欠なサステナビリティ情報をいかに効果的に対話の材料として開示し、さらにはそのために、所属部門だけではなく、社内でのリレーションや体制強化に地道に働きかけていくことが重要だと確信します。

今回は、SSBJ基準策定メンバーのお一人であり、長年、運用機関のファンドマネージャーや責任投資の統括責任を担うなど、数多くの企業との対話や評価を行ってこられた、東京海上アセットマネジメントの菊池勝也氏にご講演いただきます。テーマは「サステナビリティ情報開示の現在地~SSBJ基準の法定化・海外の動向~(仮)」です。サステナビリティ情報開示の現状整理と日本の動向、さらには、IR活動との関連や投資者視点での関心事について、ご講演いただきます。後半は、本テーマに関連してのグループ・ディスカッションと交流の時間とさせていただきます。


    ご留意事項                          

◉ 出席者はIR実務担当者の方のみとさせていただきます。

 各社1名様の参加でお願いします。(定員に達しない場合はその限りではありません)

 ディスカッションの活発化を図るために、グループ内で共有できる簡単なメモ書きをご持参ください。
  仕 様: A4サイズ1枚程度、7部印刷 ※1部は受付に提出してください。
                ※当日午前中までにご提出いただけましたら、事務局にて印刷して会場に持ち込みます。
    内容案: サステナビリティ情報の開示や対話について、IR担当(部署)として、
       ①直面している課題、②取り組み(予定含む)工夫した点など。

      開催概要                              

テーマ:「サステナビリティ情報開示の現在地~SSBJ基準の法定化・海外の動向~」 

日 時: 2025年4月8日(火) 15:00~17:00

会 場: 日本工業倶楽部会館 3階大ホール
            東京都千代田区丸の内1-4-6    http://www.kogyoclub.or.jp/access.html

定 員: 30名(ご参加いただける方には参加承認メールをお送りします)

プログラム:
15:00-16:00 「サステナビリティ情報開示の現在地~SSBJ基準の法定化・海外の動向~(仮)」 
        講演及び質疑応答 菊池 勝也 氏(東京海上アセットマネジメント ESGスペシャリスト)
16:00-17:00 グループ・ディスカッション(1グループ5-6名程度)

申込締切: 4月1日(火) 17:00

   講師プロフィール                          

菊池 勝也 氏 
東京海上アセットマネジメント ESGスペシャリスト

略歴:
1989年(現)大和アセットマネジメント入社。2013年まで約20年株式運用部門に所属しファンドマネージャーを務める。主として成長株ファンドやSRIファンドを担当。2013年に調査部へ異動し金融・医薬品セクターなどをカバーする。調査部長を経てスチュワードシップ活動を担当。2019年に東京海上アセットマネジメントへ入社。マルチアセットの責任投資を統括した後現職。 

著作:
「有価証券報告書の改正と資本コスト対話」(2019年9月月刊資本市場)
「『対話』による価値創造ESG・統合報告・資本コストをめぐる企業と投資家の協創」(2021年12月日本経済新聞出版)
「市場構造改革と今後の期待–投資家の視点から-」(2022年旬刊商事法務4月5日号)
「2022年コーポレートガバナンスの現在地「資本コスト」再考」(2022年旬刊商事法務9月5日号)
「現代ビジネスエシックスと企業価値向上」(2023年2月金融財政事情研究会:共著)
「変革期を迎えた企業情報開示と今後への期待」(2023年3月月刊資本市場)
「サステナビリティ情報開示ハンドブック」(2023年7月日本経済新聞出版:共著)
「Scope1・2・3開示ファーストステップ利用者からみた開示の現状と期待する効果」(2024年企業会計2月号)
「四半期開示見直し後の情報開示の現状と課題」(2024年旬刊商事法務12月15日号)

委員等:
経済産業省「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」(伊藤レポート)
経済産業省「なでしこ銘柄」選定委員
経済産業省「SX銘柄」」選定委員
経済産業省「企業情報開示のあり方に関する懇談会」
経済産業省「持続的な企業価値向上に関する懇談会」
金融庁「(有価証券報告書)記述情報の開示の好事例に関する勉強会」
日本証券アナリスト協会「サステナビリティ報告研究会」
財務会計基準機構(FASF)「サステナビリティ基準委員会(SSBJ)」
東京証券取引所「従属上場会社における少数株主保護の在り方等に関する研究会」
金融庁インパクトコンソーシアム「市場調査・形成分科会」

【PDF】第236回IRサークルのご案内