IR基礎講座(リモート受講)

~わかりやすい講義でIR基礎力を磨く~

◆開催日時: 2022年9月28日(水)9:30~17:05
 ※アーカイブ配信(期間:9月29日(木)~10月6日(木))を予定しております。

◆開催方法: ハイブリッド形式

       リモート受講のご案内

◆配信方法: Zoomウェビナー

◆受講料:  会 員  18,000円  / 非会員   35,000円
 (1名あたり税込み   ※参考資料「IRベーシックブック2021-2022年版」を含む)

   ※お申し込み受付後に請求書PDFをメールにてお送りしますので、9月末日までにご入金願います。
   ※参考資料「IRベーシックブック2021-2022年版」は、9月下旬に受講者宛に送付いたします。
   ※キャンセルは9月21日(水)17時までの受付となります。

◆受講に関するお願い: 
  ※講座の2日前をめどに「受講のご案内」をメールでご連絡いたします。
  内容は、ZoomウェビナーへのアクセスURL、講義資料ダウンロード用のURLのご案内を予定しています。
  また講座翌日にアーカイブ配信についてご案内いたします。

  ※Zoomウェビナー、アーカイブ配信URLともに受講者として登録頂いた方のみが利用可能です。
  所属部門内での共有は受講者の責任のもとでお願いいたします。くれぐれも二次使用や顧客等への拡散はお控えください。

  ※必ず社内LANの環境などZoomウェビナーに対応可能であることを確認のうえお申込みをお願いします。
  通信環境等でご不明の場合には、御社の情報システム部門や総務部門とのご相談をお奨めします。
  ご自宅等からの受講予定の場合にもLANやWi-fiの通信環境のご確認をお願いします。

  プログラム 

9:35-10:05 

 「IRの基本と課題」

 日本IR協議会   専務理事   佐藤 淑子

○IRの基本を確認し「IR活動の実態調査」結果や事例報告によって全体像を描き出す。近年、重視されているポイントも整理し、活動を深めるための留意点を明確にする。

10:10-11:00

 ❷「IRの基礎となる適時開示」

  東京証券取引所 常務執行役員 青 克美 氏

・ディスクロージャー・IRの意義
・適時開示の概要とIRとの関係
・適時開示にあたっての基本的な留意点
・東証の市場区分再編と最近の動向

○IRの基礎となる「適時開示」について解説する。IR担当者が知っておくべき規則に加え、改訂「コーポレートガバナンス・コード」の要点や、東京証券取引所の市場区分の再編など最新動向を含め、お話しいただく。

休憩(10分)
 

11:10-12:00

 ❸「アナリストの仕事と望ましいIR活動」

  大和証券  エクイティ調査部  シニアアナリスト  西川 周作 氏

・セルサイドアナリストを取り巻く環境、情報収集・分析の基本
・取材・リポート発信・機関投資家とのコミュニケーションの現状
・バリュエーションや投資レーティング判断に至るまでのプロセスと主な判断項目
・経営者や事業部門責任者に望む説明やディスカッション、望ましいIR活動

○証券アナリストは、どのような視点で企業価値を分析・評価するのだろうか。電力・ガス・石油セクター担当アナリストとして高い評価を得ている講師より、企業に期待する望ましいIR活動についてお話しいただく。

★日経ヴェリタスアナリストランキング1位(2021年・2022年)

休憩(50分)

12:50-13:40

 ➍「機関投資家の視点と望ましいIR」

  フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・ジャパン FMR Japan
  ポートフォリオ マネージャー  中村 真樹 氏 / リサーチ アナリスト  信実 克哉 氏

・グローバル資本市場において活動しているFMRの立ち位置と日本株投資への考え方
・グローバル投資家の考える、サステナブルな企業価値向上のための望ましい
   キャピタルアロケーション
・情報開示のあり方や、望ましいIR活動など、日本企業のIR活動に対する期待と要望

○機関投資家は、年金基金などから委託された資金を一定の投資方針に基づいて運用する。世界を代表する機関投資家として、投資判断の軸となる考え方、サステナビリティに対する見解、望ましいIR活動、コーポレートガバナンス・コードが求める「建設的な目的を持った対話」のあり方などについてお話しいただく。

休憩(10分)

13:50-14:40

 ➎「個人投資家の共感を高めるIR」

  野村インベスター・リレーションズ  コンサルティング部長 石井 良明 氏

・個人投資家の現況と行動の特徴・NISA(少額投資非課税制度)等の影響
・個人投資家向けIR活動と機関投資家向けIR活動の共通点と相違点
・企業が個人投資家向けIR活動を戦略的に進めるための留意点や課題

○政府が打ち出した「貯蓄から投資」へのシフトの促進、NISAやiDeCoの普及などを背景に個人投資家の存在感が高まっている。現状を踏まえ、機関投資家向けIR活動との比較をしつつ、個人投資家に戦略的にアプローチする手法などを解説する。

休憩(20分)
15:00-15:50

 ❻「利益成長とサステナビリティに訴求するIR」

  明治ホールディングス 
  コーポレートコミュニケーション部 IRグループ長 千葉 小夜 氏

・会社概要、経営戦略、事業戦略
・企業価値向上に向けた取り組みと、その成果を多角的に伝えるIR活動の実践
・社内の意識改革やガバナンス強化推進の意義
・今後のIR活動の展望と課題

○明治ホールディングスは、利益成長とサステナビリティを同時に追求する「明治ROESG® 経営」を、IR活動において丁寧に訴求している。社内の意識改革等にも着々と取り組んでいる状況と合わせて、現状や課題に関してお話しいただく。

休憩(10分)
16:00-16:50

 ❼「資本市場の目線に立ったIR活動の実践」

  三井物産   IR部長 常世田 円 氏

・会社概要、経営戦略、事業戦略
・積極的なオンラインイベントやインベスターデイの連続開催による資本市場との
   信頼関係の確立
・財務戦略開示や先進的なESG情報開示
・今後のIR活動の展望と課題

○三井物産は、資本市場の目線に立った経営とIR活動を実践しており、優れた財務戦略の開示と相俟って、資本市場からの信頼を獲得している。その結果、2021年の「IR優良企業大賞」を受賞している。IR活動のベストプラクティスの一例をご披露いただく。

 16:50-17:05

❽ 講座のまとめ「信頼されるIRオフィサー」とは

 日本IR協議会   専務理事   佐藤 淑子

○これまでの講義のポイントをまとめ、今後の活動に役立つ形に整理する。経営トップを支える「IRオフィサー」として期待されるプロフィールも示す。