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2021/12/08  会場参加申し込みの受付は締切りました

日本IR協議会と日本経済新聞社は「IRの本質と持続的成長」を総合テーマとして、12月21日(火)13時から「IRカンファレンス2021」を共催いたします。今回は、東京・大手町の会場で参加者の皆様をお迎えするとともに、内容をオンライン配信する“ハイブリッド”形式にて開催いたします。

新型コロナ感染拡大が続く中でも、IR活動は途切れることなく進展しています。2022年４月からスタートする新たな市場区分を踏まえ、ガバナンスやサステナビリティに関する開示や対話が活発化してきました。2021年に再改訂されたコーポレートガバナンス・コードが重視する取締役会の機能発揮、幹部人材の多様性確保、サステナビリティ課題への取り組みなどに関する対話の機会や詳細な資料が増えてきています。なかでも気候変動対応は、COP26で発表された世界共通の開示基準導入などを見据え、グローバルに認められる説明が急務となっています。

社会課題への対応についても、人的資本や知的財産など無形資産の向上が重要であるという考え方に基づき、取り組みが始まっています。そうした取り組みをステークホルダーと協働し、持続的な社会の実現に向けて進める企業が広がっています。

こうしてIR活動の幅は広がっていますが、サステナビリティを実現するためには、中長期で企業価値を高め、企業自ら成長することが大切です。IRは企業価値向上を目指す経営戦略や施策、リスクと対応などを建設的に対話する活動です。その本質は、対話による信頼関係構築であり、企業と株主・投資家が、お互いを理解し高めあうところにあると考えます。

引き続き、経営や資本市場が変革を求められる中、どのように持続的な成長を実現していくのか、IRの本質という観点で皆様と共に考えていきたいと存じます。

今回のIRカンファレンスも、資本市場の注目を集める企業の経営トップの方、資本市場のトッププレイヤーとしてご活躍されている、総合テーマに相応しい講師陣にご登壇いただけることになりました。

皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げます。

 
 ◆基調講演◆
  「塩野義製薬の社会課題解決と企業価値向上」

    講師： 塩野義製薬  代表取締役社長  手代木 功  氏

塩野義製薬は、新型コロナウイルスのワクチンおよび治療薬の早期実用化への取り組みなどで注目を集めている企業です。手代木社長は投資家との対話に積極的で、説得力のある説明で資本市場から高い評価を得ています。IR活動においては、持続的な感染症ビジネスモデルの実現と、それによる社会への価値提供に向けた取り組みを中心に開示と対話を続けています。今回は、多くの企業が課題とする非財務的な取り組みと企業価値向上とのつながりを含め、テーマに即してお話しいただきます。

 休憩 (15分)

 14:15-   15:30

 ◆ IR優良企業賞2021 表彰式 ◆

    ▶ 主催者からご挨拶
        日本IR協議会会長 泉谷 直木（アサヒグループホールディングス特別顧問）

    ▶ 審査講評
        北川 哲雄 先生（青山学院大学名誉教授 / 東京都立大学特任教授）

    ▶ 受賞企業へのトロフィー授与と経営トップの方によるスピーチ

 休憩 (15分)

 ◆パネルディスカッション◆
   「IRの本質と持続的成長」

 ・パネリスト ＜所属機関名50音順＞
    味の素  執行役常務  中野  哲也  氏
    インベスコ・アセット・マネジメント 取締役 (最高投資責任者)  小澤  大二  氏
     三井物産  IR部長  稲室  昌也  氏
 ・コーディネーター
    日本IR協議会 専務理事  佐藤 淑子

IR担当役員やIR部門長と、機関投資家が議論します。企業パネリストの方には積極化しているIR活動を中心に、経営におけるIRの位置づけをご紹介いただき、機関投資家パネリストの方にも資本市場の変化を踏まえた企業との対話の意義を語っていただきます。IR活動が拡大するなか、その本質をとらえ、いかに企業価値向上と持続的成長につなげていくか、などについて考えてまいります。コーディネーターは日本IR協議会専務理事の佐藤淑子が担当する予定です。