テーマ:「貴社のIRシナリオを見直すヒント ~企業価値に潜む誤解」
今回の部会では、企業価値を軸にしたIRシナリオの策定という原則論を改めて考えます。
まず、以下に挙げるような問いかけをもとに企業価値に関する数々の誤謬を解きほぐすことから始まります.
講師の宮川氏は、企業価値に関する多くの誤解がきちんとした裏づけのないままに信じられていると主張します。
そもそも企業価値は「最大化」されるべきなのか:最大化の誤解 投資家やアナリストはなぜ足元の業績に関心が高いのか:短期志向の誤解 増配や自社株買いはなぜ好材料となりやすいのか:株主還元の誤解 企業の資金調達はなぜ悪材料となりやすいのか:希薄化の誤解 需要と供給で本当に価格が決まるのか:競争市場の誤解
ともするとIR活動の訴求点は「なにか投資家にアピールできる材料はないか」という視点から始まってしまいます。
上記の問いを検討しながら企業価値の仕組みを正しく理解し、企業価値の拡大に直結した「ぶれないIRシナリオ」を策定することが重要です。
シンプルでわかりやすく説得力のある訴求点のしぼり込みこそIR活動の基本と醍醐味です。 そのための視点とプロセスについてお話いただきます。
|
日時:2017年5月23日(火) 15:30~17:00
会場:ハートンホール日本生命御堂筋ビル 大阪市中央区南船場4-2-4 日本生命御堂筋ビル12階 TEL:06-6258-1141 http://hall.hearton.co.jp/nissei/access
講師: 宮川 壽夫(みやがわ ひさお)氏 大阪市立大学大学院経営学研究科・商学部 教授
専門分野:コーポレートファイナンス理論の実証研究 学位・資格:筑波大学大学院博士後期課程修了 博士(経営学) 日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認投資アナリスト
職歴 1985年 野村證券株式会社入社 2000年 米国トムソンファイナンシャル・コンサルティンググループ シニアディレクター 2007年 野村證券株式会社 IBコンサルティング部シニア・エグゼクティブ・ディレクター 2014年 大阪市立大学大学院経営学研究科 教授 2015年 ワシントン大学(University of Washington)客員教授
著書 『企業価値の神秘~コーポレートファイナンス理論の思考回路』(中央経済社)2016年11月 『配当政策とコーポレート・ガバナンス』(中央経済社)2013年1月 『PBR1倍の非対称性に見える日本企業の低ROE問題」『証券アナリストジャーナル』2015年6月 『ROE重視は日本の企業価値を拡大するのか」『資本市場』2014年12月
定員: 40名 ※定員になり次第申込みを締め切らせていただきます。
その他: 会員企業の方で、参加申し込みをされた方のみご参加いただけます。 ※名刺または参加受付票をご持参ください。
|