第73回中小型株企業部会

2021.10.15

テーマ①「新市場区分についての留意点-TCFDに焦点を当ててー」
テーマ②「TCFD提言に対するカゴメの取り組みについて」

2022年4月4日に、東証の市場区分がプライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つの市場区分に再編成されることとなりました。また、2021年6月、東証からコーポレートガバナンス・コードの2回目の改訂版が施行されました。

改訂により新設された補充原則3-1③において、プライム市場上場会社は「TCFDまたはそれと同等の枠組みに基づく開示の質と量の充実を進める」ことを求められることとなりました。そのため、プライム市場を選択する上場会社にとって、TCFDへの対応が急務となっております。新市場区分への移行に先立ち、2021年9月から12月が、上場会社の市場選択期間となっております。

日本IR協議会では、新市場選択期間に、上場会社にとって関心の高い新市場区分についての留意点、特にTCFDに焦点を当てたテーマを部会で取り上げることといたしました。

今回の部会では、日本IR協議会の客員研究員兼一橋大学大学院経営管理研究科教授の円谷昭一氏及びカゴメ株式会社東京本社品質保証部環境システムグループ専任課長綿田圭一氏の2名にご講演をいただきます。

講師の円谷氏は、金融庁「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」委員を務めておられます。講師の綿田氏が所属するカゴメ株式会社は、環境省の「TCFDに沿った気候リスク・機会のシナリオ分析支援事業」に参加され、作成されたシナリオ分析結果は環境省ホームページ等で公開されています。綿田氏は、社内でシナリオ分析事務局をご担当されたほか、農水省の「フードサプライチェーンにおける脱炭素化の実践とその可視化の在り方検討会」の委員を務めておられます。

お忙しいとは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加いただければ幸いです。