2019年度IR専門講座(東京・第1回)

2019.11.20

~企業価値算定の基礎と実践~

※本講座は定員に達した為、申込みを締切らせていただきました

当協議会は11月20日(水)に、企業価値評価をテーマとして取り上げ、「IR専門講座」を開催いたします。本講座は2018年度に2回開催をさせていただきましたところ、多くの皆様がご参加され、ご好評をいただきましたことから、本年度も同様に開催させていただくことにいたしました。

IR活動の基礎は、株価を通じて自社が資本市場でどのように評価されているかを知ることから始まります。株価はどのようにして決まるのか。業績が良いのに株価が思わしくないのはなぜか。株価は様々な要因で変動しますが、その背景にはきちんとした理論があります。この講座では株価が決まる要因として不可欠な企業価値評価について、財務理論に基づいたモデルによる各種の評価手法を学習します。

前半ではIR担当としての財務知識の必要性や割引計算の意味、またDCF法や配当割引モデルなど様々な計算手法の特徴などを学びます。後半では企業価値評価の上で重要なファクターである株主資本コストの計算方法を学習するとともに、実際にデータを活用してWACC(加重平均資本コスト)やEVA(経済付加価値)を計算します。こうした理論を踏まえて、エクイティ・ストーリーを語ることが、IR担当者の価値を高めます。

なお、講義は可能限り基礎的な分野からスタートしますが、講義の進展に従い、やや高度な証券・財務用語も登場しますので、何卒ご了承ください。

主な内容:
○前半:90分
「なぜ企業価値を学ぶのか」/「時間価値と割引計算」/「企業価値評価の基本モデルと特徴(配当割引モデル、DCF法、マルチプル等)」/「IR担当者に期待される役割とは」
○後半:90分
「資本資産評価モデル(CAPM)に基づく株主資本コストの計算方法」/「WACCの算出」/「EVAの計算」/「投資家にエクイティ・ストーリーを理解してもらうための留意点」

  開催概要

日時: 2019年11月20日(水)13:10~16:30 (途中20分休憩あり)

会場: エッサム神田ホール2号館 4階大会議室
東京都千代田区神田須田町3-24-5  アクセス
(地下鉄銀座線 神田駅 4番出口 徒歩2分/JR神田駅 東口・北口・西口 徒歩2分/地下鉄丸の内線 淡路町駅 A1出口 徒歩5分/地下鉄都営新宿線 小川町駅 A1出口 徒歩5分)
Tel : 03-3254-8787

講師:
○ 河内山 拓磨 (こうちやま・たくま) 氏
一橋大学大学院経営管理研究科講師准教授。財務会計、コーポレートファイナンス、企業価値評価を専門とする。これまでに企業の配当や投資に関する実証研究、経営者評価指標の開発に関する研究を実施。2017、2018、2019年開催の日本IR協議会「IR専門講座」講師。

○ 石田 惣平 (いしだ・そうへい) 氏
埼玉大学大学院人文社会科学研究科講師(専任)。財務会計、コーポレートファイナンス、コーポレートガバナンスを専門とする。これまでに経営者の在任期間や経営者の交代などに関する実証研究を実施。2017、2018年開催の日本IR協議会「IR専門講座」講師。

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「IR専門講座」は12月6日(金)、大阪でも開催いたします。プログラムは、東京の内容をよりコンパクトに凝縮したものとなります。また、東京での次回開催は、来年2020年3月4日(水)を予定しております。

〚IR専門講座(大阪)〛 2019年12月6日(金)  参加申込受付中