第3回 海外投資家向けIR英語セミナー

2024.01.23

< 第3回 >海外投資家がいま知りたいESG情報のトレンドを学び、それに対応した情報発信のあり方を考える

日本IR協議会は、急速に変わりつつあるIR担当者に求められるスキルを海外投資家対応の側面から知見を深めるセミナーとして、本年度より「海外投資家向けIR英語セミナー」を開催しております。

最終回は、元世界銀行 パブリック・セクター上級専門官の香川陽子氏を迎え、ESGを重視したエクイティ・ストーリー構築のためのノウハウを、海外のベストプラクティスをもとに解説いただきます。

ご承知のとおり、ESG/サステイナビリティを取り巻く環境は急速に変化しています。非財務情報の開示については、任意の基準や様々なイニシアティブが乱立していますが、2024年からは、国際サステイナビリティ審議会(ISSB)による初の開示基準と、EU企業非財務報告指令(CSRD)が適用されます。

基準や規制が収束していく中で、海外投資家に響く、より効果的な情報発信のためには、一貫性と説得力あるストーリーが必要です。海外事例を交え、投資家とのコミュニケーションのヒントを学んでいただきます。また、(株)エイアンドピープルより、海外投資家を意識した、書き手の熱い思いの伝わる情報発信を事例を交えてご紹介します。

〇IR業務の担当者、IR部門責任者を含め基礎から最新情報の習得を希望する方々の受講をお奨めします。

   プログラム                                                                                                                           

◉ 13:00-13:10 第一部「海外投資家とのコミュニケーションに必須な「プレインランゲージ」の再確認」
講師:(株)エイアンドピープル
第1回、第2回でお伝えしたプレインランゲージの基本概念について簡単に振り返ります。

◉ 13:10-14:40   第二部「海外投資家がいま知りたいESG情報のトレンドを学び、それに対応した情報発信のあり方を考える」
講師:Veritas Global Communications  代表   香川 陽子  氏
ESG/サステイナビリティを取り巻く環境は急速に変化しており、非財務情報の開示については、2024年から、国際サステイナビリティ審議会(ISSB)による初の開示基準と、EU企業非財務報告指令(CSRD)が適用されます。基準や規制が収束していく中で、海外投資家に響く、より効果的な情報発信には、一貫性と説得力あるストーリーが必要です。ESGを重視したエクイティ・ストーリー構築のためのノウハウを海外のベストプラクティスをもとに学びます。
1)ESGの概要(シングル&ダブル・マテリアリティーを含む)
2)非財務情報開示の動向(ISSB、CSRD)
3)海外の事例からみるストーリーの作り方(マテリアリティー、ビジネス・ケース、差別化、ターゲット・セッティング)

◉ 14:50-15:40 第三部「書き手の熱い思いが伝わる情報発信」
講師:(株)エイアンドピープル
海外投資家に響く情報発信を、海外事例をもとにご紹介します。投資家が心を動かされるトップメッセージ、言葉選びのヒント等を取り上げます。また「届く・伝わる・響く」 英文ライティングスキルの総括を行います。

※ プログラム内容を一部変更させていただく場合があります。
※ 一部内容が過去開催分と重複している場合があります。予めご了承ください。

   講師プロフィール                                                                                             

香川 陽子 氏 
Veritas Global Communications 代表
ハーバード大学修士取得。世界銀行のガバナンス・グローバル部門において、財務、税務、行政改革推進のための融資案件を担当。東ヨーロッパ、中央・東アジア、並びにアフリカにおいて、約30か国の政府との交渉にあたる。同行で培った分析力とモニタリングと評価(M&E)の手法を活かし、企業の戦略的ESGへの取組と新たな企業価値創造、海外投資家との対話強化のためのアドバイザリー・サービスを提供している。

株式会社エイアンドピープル 
橘川 真澄  取締役
青山学院大学 国際政治経済学部卒。日系/外資系大手翻訳会社にて、リンギストおよびクオリティアシュアランス担当として従事。2008年より(株)エイアンドピープル グローバルコミュニケーション事業部兼品質管理部長。2010年より本セミナーの前身である「IR実務英語セミナー」に参画。