ニュース
IRカンファレンス2020
2020.12.22
IRとエンゲージメントの新展開~環境変化に挑む
当協議会と日本経済新聞社は、「IRとエンゲージメントの新展開~環境変化に挑む」を総合テーマとして、12月22日(火)13時から、オンライン配信にて「IRカンファレンス2020」を共催いたします。 2020年は世界経済フォーラム(ダボス会議)においてサステナビリティ課題への取り組みの必要性が強調され、「ステークホルダー資本主義」の具現化に注目が集まる中で始まりました。しかしながら1月下旬以降の新型コロナ感染症 COVID-19の流行により、予期することさえ難しかったリスクが各国において顕在化し、様々な産業や企業においては、昨年までは考えもしなかった構造改革を迫られる状況になっています。私たちの身近でも、リモートワークやオンライン会議など「ニュー・ノーマル」が浸透しています。 わが国では、2014年に制定された「スチュワードシップ・コード」が、今春、2017年に続き改訂されました。再改訂版のコードでは、いわゆるアセットオーナーを含む運用機関が投資プロセスにおいてESGを含むサステナビリティ課題を重視すべきことが改めて指摘され、中長期的な企業価値向上や企業の持続的な成長に向け、議決権行使を含むエンゲージメントをより充実させることが強調されています。 想像もできなかった環境変化が起こったことで業績動向が不透明となり、各企業のIR活動は難しい対応を余儀なくされています。一方で運用機関のエンゲージメントは新たな局面を迎えつつあり、特にESG課題への関心はますます高まっていくものと思われ、企業に対するアプローチのスタイルも変化していくことが考えられます。資本市場とのコミュニケーションを通じて長期的な企業価値向上を追求する、という命題は変わりませんが、2021年以降に予想される新たな展開の中で、どのようなIR活動を指向すべきなのか、皆さま方とともに考えていきたいと存じます。 今回のIRカンファレンスはオンライン配信による開催といたしますが、わが国資本市場の最先端でご活躍されている、総合テーマに相応しい講師陣にご登壇頂けることになりました。皆さま方の積極的なご参加をお待ち申し上げます。
【開催要領】 開催方法: オンライン(Live)配信 日 時: 2020年12月22日(火)13時~16時45分 主 催: 日本IR協議会、日本経済新聞社 後援団体: 参加費: *お申込み受付後、請求書を発行いたしますので12月末日迄にご入金ください。 |
プログラム *本年はカンファレンス内にてIR優良企業賞の表彰式は実施いたしません。
12月22日(火) | |
13:00-13:30 |
◆主催者代表のご挨拶 日本IR協議会 会長 泉谷 直木 |
13:30-14:15 |
◆基調講演1 <講師> ○わが国最大のアセットオーナーとしてインベストメントチェーン全体に関わるお立場を踏まえ、ESG課題への取り組みを含むエンゲージメント活動が長期的な企業価値向上にどのように結びつくのか、という観点から俯瞰的にお話し頂き、各企業のIR活動に対する重要な示唆が得られることが期待されます。 |
休憩(10分) |
|
14:25-15:10 |
◆基調講演2 <講師> ○松原氏は責任投資の第一線で長く活躍しておられ、企業のIR部門やサステナビリティ部門の方とのコミュニケーションのご経験も豊富です。スチュワードシップ活動の進展とIRへの期待について、ご経験に裏打ちされた、わかりやすく実践的なお話しを頂けるものと期待されます。 |
休憩(15分) |
|
15:25-16:45 |
◆パネルディスカッション <パネラー> ○投資家サイドからアセットマネジメントOne 責任投資部長の寺沢 徹氏、公認会計士であり、社外取締役や社外監査役のご経験を持つ岸上 恵子氏、そして企業サイドから丸井グループ 取締役常務執行役員CFOの加藤 浩嗣氏にご登壇頂きます。コーディネーターは一橋大学大学院准教授(日本IR協議会客員研究員)の円谷 昭一氏が担当され、お三方それぞれの立場から難しい環境変化にどのように挑み、長期的な企業価値向上を図るべきかの観点からディスカッション頂き、皆さまとともに2021年以降のIR活動のあり方について考えてまいります。 |