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今回は、2017年5月24日に公布された「金融商品取引法の一部を改正する法律」による「フェア・ディスクロージャー・ルール」の導入をテーマとしました。

フェア・ディスクロージャー・ルール（FDルール）は、情報開示のタイミングを公平にすることで、いわゆる「早耳情報」に基づく短期的な取引ではなく、中長期的視点に立った投資行動を導くことなどを目的にするものです。

ルールの実施に当たっては、上場企業と投資家との対話の中で、実務の積上げを図っていくことが望ましいと考えられています。ただ、上場企業などからルールの対象となる情報の範囲の予見が難しいといった声もあがっていました。

10月24日、金融庁は情報受領者の範囲や重要情報の管理などに関して、重要情報の公表に関する内閣府令案と金融商品取引法第27条の36の規定に関する留意事項（フェア・ディスクロージャー・ルールガイドライン）案等を公表し、パブリックコメントの募集を始めました

そこで今回のセミナーでは、金融庁総務企画局審議官 古澤知之氏（予定）をお招きし、FDルールの概要について解説していただきます。