IR専門講座

2018.10.11

~企業価値算定の基礎と実践~

※本講座は定員に達した為、申込みを締切らせていただきました

当協議会は10月11 日(木)に、企業価値評価をテーマとして取り上げ、「IR専門講座」を開催いたします。

IR活動の基礎は、株価を通じて自社が資本市場でどのように評価されているかを知ることから始まります。株価はどのようにして決まるのでしょうか。業績が良いのに株価が思わしくないのはなぜでしょうか。株価は様々な要因で変動しますが、その背景にはきちんとした理論があります。

この講座では株価が決まる要因として不可欠な企業価値評価について、財務理論に基づいたモデルによる各種の評価手法を学習します。前半ではIR担当としての財務知識の必要性や割引計算の意味、またDCF法や配当割引モデルなど様々な計算手法の特徴などを学びます。後半では企業価値評価の上で重要なファクターである株主資本コストの計算方法を学習するとともに、実際にデータを活用してWACC(加重平均資本コスト)やEVA(経済付加価値)を計算します。こうした理論を踏まえて、エクイティ・ストーリーを語ることが、IR担当者の価値を高めます。

なお、講義は可能限り基礎的な分野からスタートしますが、講義の進展に従い、やや高度な証券・財務用語も登場しますので、何卒ご了承ください。

主な内容:

○前半:80分
「なぜ企業価値を学ぶのか」/「時間価値と割引計算」/「企業価値評価の基本モデルと特徴(配当割引モデル、DCF法、マルチプル等)」/「IR担当者に期待される役割とは」

○後半:80分
「資本資産評価モデル(CAPM)に基づく株主資本コストの計算方法」/「WACCの算出」/「EVAの計算」/「投資家にエクイティ・ストーリーを理解してもらうための留意点」

 

 開催概要


日時: 2018年10月11日(木)13:30~16:30

会場:エッサム神田ホール1号館 3階 大会議室
   東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2
       (最寄り駅:地下鉄銀座線神田駅3番出口すぐ/JR神田駅東口徒歩1分)
         http://www.essam.co.jp/hall/access/#access_1 

講師:
○ 河内山 拓磨 (こうちやま・たくま) 氏
一橋大学大学院経営管理研究科講師(専任)。財務会計、コーポレートファイナンス、企業価値評価を専門とする。これまでに企業の配当や投資に関する実証研究、経営者評価指標の開発に関する研究を実施。2017年開催の日本IR協議会「IR専門講座」講師。

○ 石田 惣平 (いしだ・そうへい) 氏
埼玉大学大学院人文社会科学研究科講師(専任)。財務会計、コーポレートファイナンス、コーポレートガバナンスを専門とする。これまでに経営者の在任期間や経営者の交代などに関する実証研究を実施。2017年開催の日本IR協議会「IR専門講座」講師。