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拝啓

時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は当協議会の活動に格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、当協議会は日本経済新聞社と共催で、以下の要項で 大阪ＩＲ大会２００６ を開催いたします。

今回の総合テーマは 「企業価値の向上と求められるＩＲ」 です。本年５月より施行された「会社法」は取締役・経営者の自由度を拡大すると同時に、徹底した情報開示、ディスクロージャーを強く求めています。また、一昨年来のＭ＆Ａ（企業の合併・買収）の勢いは引き続き増大しております。敵対的買収が現実化して防衛策の導入が目立つ一方、企業価値向上という課題も改めて問われています。このような時代にこそ、企業は従来以上に市場との対話を深め、株主の理解を得ることが必要不可欠となってきます。
今回は、当協議会のＩＲ優良企業賞およびＩＲ奨励賞を受賞された企業の経営者、ＩＲ責任者および審査委員の方々をお迎えし、企業価値向上が求められる時代における優れたＩＲ活動について皆様と共に考えていきたいと思います。

特別講演は、帝人 （２００５年度優良企業賞受賞) 専務取締役ＣＦＯ　高野直人氏が「安定経営から創造経営へ」と題して行います。
ＩＲ優良企業の代表として、日東電工 (２００３年度優良企業賞受賞)　経理財務部 ＩＲグループ長の駒井秀紀氏、およびオプテックス (２００３年度優良企業奨励賞受賞)　管理本部 管理部経営企画課 広報・ＩＲ担当　今井典明氏が、「両社の経営戦略とＩＲ活動」について報告します。
ＩＲ優良企業賞の審査委員のフィデリティ・ジャパン・ホールディングス　取締役副会長　蔵元康雄氏からは「ＩＲ優良企業の諸要件」について、ご講演をいただきます。

パネルディスカッションでは、「優れたＩＲ活動が生む優良企業」と題し、駒井秀紀 、今井典明、蔵元康雄の三氏に、帝人 広報・ＩＲ室 ＩＲ部長　市田潤一氏が加わり、現在求められている優れたＩＲ活動や最近の投資家のニーズなどについてディスカッションしていただき、ＩＲ活動の向上のための要因について認識を深めたいと思います。

なお、当協議会では関西地域での活動をより強化していきます。その一環として、今回の大阪ＩＲ大会においては、プログラムを刷新・強化しています。午前中にＩＲ支援会社のワークショップ（ＩＲセミナー）を設けました。また、各社会員の皆様の交流を目的とした懇親会をランチタイムに設定しました。多数のご参加をお待ちしております。

敬具

日本インベスター・リレーションズ協議会／日本経済新聞社