IR基礎講座

2022.03.24

─ IRやESGに関する最新情報の習得を目指す “特別講座” ─

2022/3/11    参加申し込みの受付は締切りました

日本IR協議会は、3月24日(木)に「IR基礎講座」をオンライン開催いたします。

「IR基礎講座」は従来より、IR業務にかかわる基本と知っておくべき最新テーマを組み合わせたプログラムにより開講しております。

今回は、4月にスタートする東証の市場再編とIR対応、サステナビリティやESGに関する最新動向、機関投資家からの期待、ESG評価の現状などを多角的に習得することを目的とする“特別講座”として開催いたします。

【プログラム】  3月24日(木)9:30~17:00   

    9:30-9:35 

   講座受講に関するご案内

9:35-10:05 

 「“サステナブル経営”とIR」

 日本IR協議会
 専務理事   佐藤 淑子

○サステナブル経営に関心が高まる中、コーポレートガバナンス・コード改訂や東証の市場再編といった環境変化を踏まえ、with/afterコロナの「ニューノーマル」時代におけるIR活動のあり方について、今後の課題や留意点を含めて解説する。

10:10-11:00

 ❷「未来の社会からも評価されるアサヒグループを目指して」

  アサヒグループホールディングス
  ヘッド・オブ・IR   高野 武史  氏

・会社概要、経営戦略、事業戦略
・積極的な情報開示姿勢と投資家と中長期視点で対話する機会の充実
・資本市場から評価される、経営トップや海外事業部門責任者とのミーティング
・最新の取り組み 
・質疑応答

○『Asahi Group Philosophy』に基づいた『中期経営方針』の重点課題に「稼ぐ力の強化」「経営資源の高度化」「ESGへの取り組み深化」をエンゲージメント・アジェンダとして掲げ、中長期的視点で株主・投資家をはじめとするステークホルダーとの建設的な対話を推進している。

休憩(10分)
 

11:10-12:00

 ❸「グローバルな資本市場との対話を深め価値創造に活かす」

  テクノプロ・ホールディングス
  経営企画部 広報IR室 主任 IRアソシエイト   小川 菜穂子  氏

・会社概要、経営戦略、事業戦略
・経営トップのIR活動への関与
・投資家の関心が高いデータの積極的開示
・経営方針や資本効率の考え方の明示や、社外役員との対話機会の設定
・最新の取り組み
・質疑応答

○2014年の株式上場以来、発信情報の質・量を継続的に高めてきているグローバル市場との積極的で丁寧な対話を重ね、経営の透明性を高めつつ、技術系人材サービスの果たす社会的な役割や成長戦略への理解が深まるよう、株主・投資家ニーズを汲み取った開示や説明に努めている。 

休憩(50分)

12:50-14:00

 ➍「東証の市場再編と期待されるIR対応」

  東京証券取引所 執行役員 青 克美  氏
  一橋大学大学院経営管理研究科 教授   円谷 昭一  氏

・コーポレートガバナンス・コード(2021改訂)や市場再編(2022.4.4~)によって、何が変わるのか。
・CGコード改訂や市場再編によって、今後どのようなIR対応が必要になってくるのか。資本市場の期待はどうなっているのか。
・質疑応答

○新たにスタートする「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」といった市場区分により、IR部門が果たすべき役割は変わるのか否か、どう対応すべきなのか、といった実務家の疑問に応えるべく、本テーマと背景に熟知している両講師の対論も交え、わかりやすく掘り下げる。

休憩(10分)

14:10-15:00

 ➎「ESG情報開示の現状と課題」

  ESG情報開示研究会 共同代表幹事
  日立製作所  サステナビリティ推進本部 主管   増田 典生  氏

・企業の持続可能性と情報開示のあり方
・国際的な動向と日本企業の現状
・情報開示フレームワークの活用
・ステークホルダー間の相互理解の促進
・IR部門に期待すること
・今後に向けた課題 
・質疑応答

○「ESG情報開示研究会」は2020年6月に設立された一般社団法人であり、効果的で効率的なESG情報開示のフレームワークの探求を中心に積極的な活動を展開している。サステナブル経営への関心が高まる中で、この2年間の成果と今後のIR活動への提言などをお話し頂く。

休憩(10分)
15:10-16:00

 ❻「日本企業のESG情報開示に望むこと」

  フィデリティ(Fidelity)投信
  ヘッド・オブ・エンゲージメント 兼 ポートフォリオ・マネージャー   井川 智洋  氏

・フィデリティの運用哲学と “サステナブル・インベスティング”
・なぜESGが企業や運用会社にとって大切なのか
・日本企業のESG情報開示の現状と今後の可能性
・企業のIR部門への期待  
・質疑応答

○グローバルに活動する代表的な機関投資家(運用会社)として、資本市場の動向を踏まえ、サステナビリティ(ESG)開示と企業評価の関連性、日本企業のコーポレートガバナンスのあり方、今後のIRやESG情報開示に関する提言をお話し頂く。

休憩(10分)
16:10-17:00

 ❼「ESG評価の現状と課題」

   サステイナリティクス(Sustainalytics)
  リードアナリスト/アソシエイト・ディレクター   竹林 正人  氏

・投資プロセスで活用されるESG評価
・「ESG要因を投資運用・意思決定において考慮する」とはどういうことか?
・SustainalyticsのESG評価事例
・ESG評価・評価機関の現状
・企業のIR部門への期待 
・質疑応答

○サステイナリティクスはESGやコーポレートガバナンスのための調査・レーティング・分析を手掛ける独立系大手ESG評価機関で、2020年7月より米モーニングスターグループの一員。昨今、日本企業においても関連が深くなっているESG評価について、包括的にお話し頂く。

※プログラム内容は一部変更させていただく場合がありますので、予めご了承下さい。