「IR新潮流セミナー」開催

2014.07.15

「IR新潮流セミナー」は、日本企業のIR活動が進化する中、認識を新たに取り組むべきテーマに焦点をあてていくものです。
第1回は、「企業価値向上のための対話とは-日本版スチュワードシップ・コード導入を背景に-」をテーマとしました。企業と投資家の持続的、建設的な対話が、企業価値向上を導くことはいうまでもありません。とくにリーマン・ショック後は、目先の利益にとらわれず、「エンゲージメント」活動によって長期的に価値をつくり出そうという考えが広まってきました。コーポレートガバナンスや説明責任、役員報酬、資本効率などに関する対話を深め、リターン向上を目指すという年金基金などが代表例です。2014年2月には、金融庁が「日本版スチュワードシップ・コード」を策定しました。機関投資家が、投資先企業を理解して対話をするための「7原則」を示しています。企業側も、株主が議決権行使するための資料を充実させたり、独立社外取締役を選任したりする取り組みを進めています。なかでもIRの評価が高い企業は、資本効率を示す目標値や達成へのプロセスを説明しています。
今回は、お2人のスピーカーに、それぞれ資本市場、企業の立場でお話いただきます。
野村證券の西山様には、「日本版スチュワードシップ・コード」に対する機関投資家の導入状況や、彼らが望む対話のあり方についてお話いただきます。双日の塩野様には、「エンゲージメント」の内容や対話を深める工夫、機関投資家からの評価などについてお話いただきます。