一般社団法人 日本IR協議会

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活動内容

IR優良企業賞

毎年1回、優れたIR活動を実施している企業を会員企業の中から選定し、発表します。
審査委員会はアナリスト、投資家、報道機関などで構成されており、応募企業が申告する「調査票」の結果を踏まえて、「IR優良企業」を決定します。IRに熱心な「中・小型株企業」には、「IR優良企業奨励賞」が設けられています。

さらに2005年からは、長期間にわたって優れたIRを継続している企業や、顕著なIRを実施していた企業を称える「特別賞」を設けるとともに、優良企業賞の受賞が3回目となる企業は「大賞」として表彰することとしました。

「IR優良企業」は株価や時価総額を高水準に保つ傾向が見られます。そのため「IR優良企業賞」は、企業にとどまることなく、個人投資家など市場関係者からも注目を集めています。

2011年度(第16回)受賞企業

日本IR協議会(会長・澤部肇 TDK株式会社 取締役 取締役会議長)は、このほど2011年度IR優良企業賞受賞企業を決定いたしました。「IR優良企業賞」(審査委員長・野村證券金融経済研究所 海津政信チーフリサーチオフィサー)は、IRの趣旨を深く理解し、積極的に取り組み、市場関係者の高い支持を得るなどの優れた成果を挙げた企業を選び表彰することを目的としており、今年で16回目を迎えます。

審査対象は、日本IR協議会の会員企業のうち株式を公開している企業で、2011年の応募企業は304社となりました。受賞企業は下記の通りです。IR優良企業大賞1社、IR優良企業賞6社、IR優良企業特別賞2社、IR優良企業奨励賞2社、IR優良企業奨励特別賞1社の合計12社でした。

審査方法は3段階で、下記のとおりです。

  1. 応募企業が提出した「調査票」の結果を基にした第一次審査(192社が二次へ進出)
  2. 審査委員のうち、証券アナリスト、機関投資家、ジャーナリストなどの専門委員13名がIR優良企業対象企業149社、奨励賞対象企業43社を評価する第二次審査
  3. 審査委員全員による第三次審査

2011年の受賞企業は、下記の通りです。

IR優良企業大賞 受賞企業

ファミリーマート06年、10年 IR優良企業賞、大賞は初

経営トップとIR担当役員、IR部門が事業部門の協力のもとにIR活動を続けている。
環境変化や業績変動があっても開示姿勢はぶれない。投資家の関心をとらえて海外事業などをテーマにして開催する説明会は、時期・内容ともに評価が高い。IR部門の対応は迅速で、問い合わせにも的確に対応している。

東日本大震災の被害状況や復旧状況も、可能な限りすばやく情報開示した。
アニュアルリポートの内容にも、年々向上が見られる。

IR優良企業賞 受賞企業(社名50音順)

カプコン初受賞

経営層とIR担当者との連携に優れ、担当役員やIR部門の真摯な対応への評価も高い。
ソーシャルゲームなど投資家の関心が高い説明会を開催し、投資家が事業を理解することを助けている。ビッグタイトルソフトの発売延期などネガティブな情報もていねいに説明している。

投資家との認識ギャップ調査結果もIR活動や経営にフィードバックして活用している。
アニュアルリポートやIRサイトなどIRツールへの評価も高い。

シスメックス04年 IR優良企業奨励賞、06年 IR優良企業賞、2回目

経営層をIR部門がサポートし、高レベルなIR活動を継続している。
見学会や技術説明会など、投資家が事業を理解するための取り組みに熱心で、開示姿勢に対する評価も高い。

決算説明会資料やデータブックなどIRツールの内容も充実しており、分析にも有用との評価を得ている。
各種資料のウェブサイトへの開示も迅速で活用しやすく、アナリスト・投資家にとって利便性の高い情報提供を行っている。

住友金属鉱山初受賞

IR活動に積極的に取り組み、年々評価も上がっている。
経営トップは戦略目標を明確に語り、説明もわかりやすい。IR部門はアナリストやファンドマネジャーを定期的に訪問し、有益なディスカッションを実行している。

決算発表の資料は詳細で、市況の見通し情報やデータの和英同時掲載などに対する評価が高い。
IR部門は株主総会の議決権行使担当者とも対話の機会を持ち、相互理解に努めている。

東京エレクトロン06年 IR優良企業賞、2回目

経営トップはIR活動に理解があり、IR部門と各部門との連携も優れている。
事業環境が厳しいときでも開示を継続し、建設的な議論を展開している。IR部門は配当に関する投資家の意見などを経営層にフィードバックし、資本政策や経営の改善に結びつけている。

説明会の資料や工場見学会の情報も充実しており、アナリストの評価が高い。
東日本大震災後の工場の被害状況などの情報もできる限り開示に努めた。

日産自動車10年 IR優良企業賞、2回目

フェアディスクロージャーの姿勢でIRに取り組んでいる。
担当役員やIR部門とのミーティングがひんぱんで、有益である。経営層が参加する説明会に加えて多様な説明会や見学会を開催し、総合的なIR活動の質が高い。同業他社に比べて定期的にCEO、CFOとのミーティングを設けている。

IR部門は情報発信だけでなく、投資家の意見・ニーズのくみ上げにも努力している。
東日本大震災の被害状況や回復状況の開示も迅速だった。

堀場製作所06年 IR優良企業賞特別賞、 IR優良企業賞は初

アナリスト、ファンドマネジャー、ジャーナリストのいずれからも評価されている。
説明会における経営トップによる説明が明解で、IR活動への関与度も高い。経営トップとIR部門、広報部門との連携も優れている。問い合わせに対するIR担当者の反応が早く、事業に対する理解度が高い。

ネガティブな事項について質問したときにも、消極的にならず的確に返答している。
アニュアルリポートもわかりやすい。

IR優良企業特別賞 受賞企業(社名50音順)

伊藤忠商事初受賞

2010年に就任した経営トップの説明が明確で、投資家の期待を集めている。
IR活動も向上し、評価が高まっている。中国の施設見学会や事業部門責任者が出席する分野別説明会、大型案件に関する説明会などへの関心も高い。

IR部門は業績に関する情報を把握し、アナリストと有益なディスカッションができる。
個人投資家に対しても、定期的に説明会を開催するなどきめ細かい対応に努めている。

オリエンタルランド01年、10年 IR優良企業賞、特別賞は初

東日本大震災によって休園を余儀なくされたが、公平かつ有益な情報発信を続けた。
経営層、IR部門ともにIR活動への意識が高く、継続的に取り組んでいる。開示することが難しい情報やデータについても、周辺情報や概況を使って説明し、極力求められるものに応えようと努力している。

経営層との少人数でのミーティングの機会やIR説明会、部門別説明会を積極的に設けている点も高く評価される。

IR優良企業奨励賞 受賞企業(社名50音順)

エムティーアイ初受賞

携帯端末向け音楽・エンタテインメント情報配信やモバイルサイトの運営支援といった事業を展開。
変化の激しい業界の中で、安定感のあるIR活動を実行している。中期的な計画を立てにくい事業環境だが、業績見通しとともに業界全体のトレンドも、裏付けを伴って投資家に伝えようと努めている。

経営トップとIR担当者によるコミュニケーションも優れている。1999年JASDAQ上場。

シンプレクス・ホールディングス初受賞

金融システムの開発・構築が主な事業。
IR活動を経営の重要課題と位置づけ、ウェブサイトや説明会で明言している。11年3月期決算は上場以来初の業績予想修正と減益という結果だったが、説明会などを通じて要因分析や課題への取り組みをていねいに説明した。決算説明会資料も詳細で、アナリストの評価が高い。

2002年JASDAQ上場、04年東証2部上場、05年東証1部上場。

IR優良企業奨励特別賞 受賞企業(社名50音順)

ソネットエンタテインメント初受賞

ソニーのグループ会社で、主要事業のブランド名称はSo-net(ソネット)。
インターネット接続サービス(ISP)や医療ポータルサイトの運営、オンラインゲームなどの事業を展開。IR体制が充実し、IR活動はIR優良企業奨励賞受賞企業と同等の高い評価。

業界環境が厳しい中でも部門別の説明を丁寧に行い、注目度の高い子会社についてもきちんと開示をしている。
2005年東証マザーズ上場。